FTMの妻、AIDの現場から。

33歳♀東京在住。AID(非配偶者間人工授精)に挑戦する夫婦の記録です。

【予約】まさかの1年半待ち

 

さて。

いざ書き出そうと思うとなかなか難しく考えちゃって、

どうも筆が進まず、更新遅れがちな今日このごろ。

やっぱりセンシティブな問題だからかな。

まずはリアルタイムに追いつくまで、

ちょっと前からの出来事を時系列にいろいろ書いていけたらと。

 

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私たち夫婦がはじめて病院に予約を入れた時、

案内された日時はなんと、1年半以上も先だった。

我が家の場合、実は最初の予約は夫がしてくれたのだけど、

夫からその事実を聞かされた時は正直動揺した。

1年半以上って。予約のとれないレストランかって。

年々需要が増えつつあることは認識していたけど

まさかそこまでとは想像もしてなかった。

 

そのころ、わたくし、齢32。

そこから1年半待って、治療がはじまったとしても、

すぐに成功なんてあり得ないだろうから…

1年、もしくは2年、3年…。

そう考えていくと想像上の私はどんどん年を取っていき、

次第に「35歳のボーダーライン」が頭をもたげる。

 

35歳のボーダーライン。

年頃の女性なら必ず一度は考えたことがあると思う。

日本産科婦人科学会が、

これ以降の出産を「高齢出産」と定義するはじめの境界線。

今や35歳以上の初産が増えているとはいえ、

やはりひとつの基準として意識せざるを得ない数字。

 

今後このブログでも触れることになると思うけど、

私はキャリア面でも出産については日々頭を悩ませており、

結婚してすぐに子どもを、という発想にならなかったことも

こういう事態を招いているのだけれど、

そしてそれはまぎれもなく自分の判断でもあるのだけれど、

それでもやっぱり、大きな不安が頭の中を支配していた。