FTMの妻、AIDの現場から。

33歳♀東京在住。AID(非配偶者間人工授精)に挑戦する夫婦の記録です。

2018-01-01から1年間の記事一覧

【番外編】夫のとある発言

以前、少し触れたことがあるけれど、 私の夫はなんというか、 楽観主義ともまたちょっと違うんだけれど 物事を必要以上に複雑に考えないタイプの人だ。 「こう」と決めたらそこに向かって一直線。 一度決めたことはやり通すという考えの持ち主で。 私自身は…

【経過報告】

またまた時間があいてしまいました。 ブログを読んでくださっている方が増えていることは はてなブログからの通知やコメントをいただく方々のおかげで 実感してはいるのですが、今、正直仕事で忙殺されており こんなありさまでございます。 気がつけば、東京…

【番外編】AID治療の自助グループの集まりに参加してみた。

またまた番外編です。 このブログではすべての機関において特定の固有名詞などは 敢えて伏せていますが(分かる人には分かると思いますが)、 もし個人的に教えてほしいという方がいたら コメント欄で個別に聞いていただければ その情報をシェアすることも全…

【いよいよ施術開始!】想像以上に機械的で拍子抜け。

またまた更新が止まっておりました。 年度末、年度はじめに仕事でいろいろあって いろんなことへの気力を失っていたのだけど、 最近とてもうれしいことにコメントをくれる方が増えて ブログを書こう!と思えるようになりました(ゲンキン)。 みんな本当に悩…

【準備期間】一番の味方は、地元の先生かもしれない。

また少しだけ番外編。 施術してもらうには、卵が十分に育った状態 (20ミリほどで、まさに排卵寸前のタイミング)に 病院へ行く必要がある。 もちろん、自分で基礎体温表などから判断したり 排卵検査薬などを使った自己チェックでもかまわないし、 病院へ行…

【予約】連絡方法は古風に”お手紙”で。

「登録」が済んだら、はれてAIDの施術を受ける権利を得る。 生理が来る度に病院へ連絡し、予約が取れた場合には その周期の排卵日付近に病院へ行って卵の状態がよければ施術、 という流れになる。 この「予約」、連絡の方法が少々古風だ。 このご時世になん…

【私たちのこと】なぜAID治療が必要になったかの話。

今日は、具体的な治療の話ではなく、 なぜ私たち夫婦がこの特殊な妊活をするに至ったか。 その話をしたいと思う。 結論から言うと、私の夫はFTM、つまり性同一性障害の当事者だ。 FTMの彼と私の間に、両者の血が繋がった子どもを授かることは 物理的に(いや…